大学生の時友人Aとこんな感じの会話をした。
友人A「友人Bが初めて海外旅行へ行って、ある島へ行くため船に乗ったんだって。」
自分「えーいいね、海。」
友人A「そしたらその船内で物乞いする子供がいてすごくショックを受けたって。」
自分「へー。それで?(そのあとどうなったの?)」
…。
…自分の会話力の無さは置いといて、
友人A(とB)には物乞いの子の件がメインテーマでありオチであったらしい。
だが10代の頃海外転勤族だった自分には、物乞いする人の存在は日常であり珍しくもない普通のことだった。
大人は子供を使って金を集めるという話を両親から聞いていたのもあって
自分より年下の子を見かけてもなんとも思わなかった。
そもそも本当に酷い状態の子は一度しか見かけなかった。
物乞いはビジネスのようなもんだと割り切っていた。
ただ上記の会話でハッとしたのは、日本では物乞いは非日常だし、物乞いを当たり前と受け止めていたのは危ういのかもということ。
当時同じ大学生が留学先でカルチャーショックを受けた話を聞くたび
自分は転勤先を観察し適応することしか頭になく、疑問や行動を起こさずに生きてきたなと認識した。
…だからといって自分は観察+適応といった生き方以外はしないだろうと今も昔も思う。
では。