ドラマ「天国と地獄〜サイコな2人〜」9話感想です。
最終回手前なため疑心暗鬼になり文章量がちと多めでとっ散らかっています。
前話<<<「天国と地獄〜サイコな2人〜」8話感想 再度入れ替わりなるか
ストーリー
逃げる4人
無事入れ替わりが完了した望月と日高の元へ河原が訪れる。
日高が河原を殴って逃走し、望月はそんな彼を追いかける。
河原を撒いた2人は八巻と合流し、八巻は日高のクレジットカードを使い北へ逃げる傍ら2人は東朔也が向かう奄美大島へ移動し始める。
望月、日高、陸、東は偶然同じフェーリに乗り合わせるものの、東の病状が悪化してしまい、奄美大島には警察が集まっていた。
最終回前に双子と望月の物語を軽く整理
※日高による説明が多いため、最終回で実は嘘でした〜と判明することがあるかもしれません。
①双子である日高(弟)と東(兄)は赤ん坊の頃生き別れになる
②小学生の日高と東は歩道橋で出会いお互いの歯を1本交換する
③日高は裕福な家庭で育ち、東は貧乏な家庭で過ごす
④成長した2人は日高の会社で偶然再開し意気投合。
なお当初日高は東が兄だとは知らなかったが、手のひらのホクロで気がつく。
⑤日高は東を奄美大島へ一緒に行こうと誘うも、東の父が転落死したため、日高は1人奄美大島へ向かう。
一緒に旅行へ行った気分になれるよう日高は島で東と名乗って過ごす。
⑥歩道橋にて日高は東の余命が短く殺人の計画をしていると知る
⑦日高は殺人計画など冗談だと思い込んでいたが、念のために歩道橋で東が落としたリストの元へ行き初めて殺人現場を目撃する
⑧殺人現場には日高が東に渡していた洗剤サンプルが置かれていたため、日高は証拠隠滅を図る。
なお日高到着時被害者の口にパチンコ玉は詰まっていなかった。
⑨洗剤の種類を突き止めた望月が日高を追い詰めるも2人は歩道橋で落ち入れ替わってしまう (1話)
⑩東はあるターゲットの自宅前に中身望月な日高と刑事(八巻)を見かけターゲットを変更 (7話)
⑪東は変更したターゲットの現場に日高の乳歯を落としてしまう (7話)
⑫望月と日高が再度入れ替わり逃亡し始める (9話)
⑬日高は望月に自分が犯人だと思い込ませるよう暗躍していたと説明 (9話)
⑭奄美大島行きのフェーリ内で東は命を落とす? (9話)
⑮日高は望月により逮捕される (9話)
望月は甘すぎないか?
入れ替わっていた弊害か、望月はどうも日高に甘い気がします。
河原に風紀委員と言われていた生真面目な熱血刑事が、陸に他人のためにあんなに感情が激しくなっているのを初めて見たと言われるほど日高の気持ちに寄り添っていました。
刑事なら入れ替わった直後に手錠をし連行すべきでした。
一体何のために奄美大島へ向かったのか。
ドラマといえばそれまでですが、事情聴取は旅の途中ではなく取り調べ室で行うべきでした。
東はなんで八巻が刑事だと分かったんだ?
とあるターゲットの住宅前に中身望月な日高と八巻を見かけた東は、日高に裏切られたと思いターゲットを変更したと説明していました。
ですが東には八巻を刑事だと断定できる材料がありません。
パトカーに乗っていたわけでもないし、2人の格好も普通でした。
ターゲットの家に先回りされ、一緒にいる奴は刑事だと思ったのかもしれませんけど。
漫画をモチーフにしているのなら、殺人を命令しているXは本当にいないのか
いないのにいるクウシュウゴウが主人公の漫画は、東が自殺者の家を清掃している際見つけたものです。
東は証拠品から自殺者が殺人鬼であると思い、漫画の主人公に感銘を受け殺人を引き継ぎました。
東の殺人計画を知りターゲットの数字を確認した日高は、証拠隠滅のため清掃を請け負います。
…と今まで判明し、お兄ちゃん思いの弟が泣けるんすよ的なストーリーが仕上がっていますが、漫画をモチーフにするなら殺人を命令するXがいません。
東の前のクウシュウゴウはXとクウシュウゴウ両役をやっていたのでしょうか。
なら漫画は殺人現場の美学(血をばら撒き遺体の口に物を詰め込んで手のひらにφを書く)と違いいささか中途半端な気がします。
雑談
9話で印象的だった表情シーン順位づけ
3位: 旅行を満喫する八巻
→相変わらず八巻はこの作品の癒しですね 笑
いつからか彼を可愛いワンコとしか見れない。
日高のクレジットカードが使われた映像の確認もぴょんぴょんして覗いていましたし 笑
2位: 自分のために殺人などやめてくれと東に伝える日高
→せっかく偶然出会い仲良くなった兄が殺人を犯すと語りだし、日高はひどくショックを受けそんなことはやめてくれと懇願しました。
今までの日高のサイコっぷりな表情は何だったんだというくらい家族愛溢れる顔をしていました。
1位: 東を包み込む日高、日高に包まれる東
→望月により殴り飛ばされた東を日高が優しく抱き寄せ、2人して望月の話を聞いている様子が感傷深かったです。
どこかで何かが違っていたら、双子は支え合って生きていけたのかもしれない。
最終回は75分だし、まだ疑う!
もう大方謎は解けたとは思いますし、あとは視聴者に対し時系列等沿って話を解明(おさらい)し日高たちの運命を見届けるくらいだと思いますが、最終回は75分もあります。
あと残っている大きな謎は海外にいた時の日高の連続殺人容疑ですかね。
奄美大島の石が呪いとお守りという全く違う解釈をされていたことや、日高の妹が語っていたあるおじさんが階段から落ちた話は特に意味はないのかな。
最終回でどんでん返しはないと願いますが、東が殺人犯だと確定したシーンはないんですよね。
あと今回望月のみ東が死亡したかどうかの確認を取れておらず、心臓マッサージをした陸と脈を確認していた日高がグルだった可能性だって十分にあります。
75分もあるのなら。
東は誰も知らないであろう謎のSDカードを持っていたし、日高が余命数ヶ月の人間に殺人罪を押し付けた説もあり得そうです。
望月が刑事だと知りどんな殺され方をされてもいいと言う東も変ですし。
そもそも日高はなぜ証拠品を望月のベッドの下に隠したんだろう。
入れ替わりの件を言おうとしていたとは思えませんし、奄美大島へわざと警察を集めるためだったのでは。
望月のみバッドエンドなら泣きますよ。
あ、あと最後にもう1つだけ、いつだか歩道橋に一瞬小型カメラが隠されていたシーンがあった気がしますが、あれは誰が設置したのでしょうね。
では!
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